英国、2026~2027年の幼児教育センサスデータ項目を公開

英国教育省は、幼児教育プログラムの利用状況を把握するための定期的な統計調査「アーリーイヤーズセンサス」について、2026~2027年度に収集すべきデータ項目の仕様を発表しました。

本調査は、幼児教育提供機関(保育所、チャイルドマインダーなど)が提出する2種類のデータから構成されます。第一は施設レベルのデータで、早期教育提供機関そのものの特性に関するもの。第二は児童個人レベルのデータで、無償幼児教育を利用する個々の子どもに関するものです。

施設レベルのデータでは、以下の情報が必須となります。まず地域当局番号で、各施設が位置する地域当局を3桁コードで識別します。これは当該施設の資金を供給する当局を示し、地域当局の配分予算計算や利用実績記録に影響するため極めて重要です。特にチャイルドマインダー機関を通じて登録されたケースでは、複数の地域当局にまたがる場合があり、正確な記録が必須です。

また、各提供機関には地域当局が発行する独自の参照番号(URN)が必要です。チャイルドマインダーの場合、地域当局がセンサス申告前に各チャイルドマインダー向けのURNを割り当てます。オフステッド(英国の独立した教育検査機関)に登録された施設の場合、6~7桁の「EY」という接頭辞がついたオフステッド参照番号の提供が求められます。チャイルドマインダー機関に登録されているチャイルドマインダーはオフステッドのEY番号を持ちません。

施設の基本情報として、正式な機関名、郵便番号、提供機関の種類も報告します。提供機関の種類には、営利目的の「プライベート」、非営利の「ボランタリー」、登録インディペンデント・スクール、地域当局が運営する保育所、チャイルドマインダー、自治体資金の学校ガバナー運営施設などが含まれます。

プライベートやボランタリー提供機関でも、シュアスタート子どもセンターやファミリーハブと契約して幼児教育を提供している場合は、その旨を記録します。スクール前後の学童保育も、利用児童が通常の保育園や就学前学級に通う場合はプライベート・ボランタリーとして記録されます。

登録インディペンデント・スクールは、義務教育年齢以上の5人以上の児童に常時教育を提供する施設で、教育省登録が必須です。2~5歳の幼児教育提供時はオフステッド登録が免除される場合がありますが、2歳未満の児童についての提供は別途オフステッド登録が必要です。

地域当局保育所は、地域当局が所有・運営する独立の施設で、出生から5歳、または2~5歳の児童に対応し、朝8時から夜6時までの長時間保育や午前9時から正午までの短時間セッション提供が可能です。学期中のみまたは通年開園を選べます。

チャイルドマインダーはオフステッドに独立登録されるか、チャイルドマインダー機関(CMA)に登録されます。2024年後半から、非家庭施設のみで活動するチャイルドマインダー登録も選択肢となっています。

自治体資金のガバナー運営施設は、地域当局が維持する学校により設置・運営され、学校のガバナンス下で児童に直接提供される施設です。児童は学校の登録児童ではなく、スタッフは学校または地域当局が雇用します。

職員データについては、春のセンサスでのみ必須です。5歳未満の児童と関わるスタッフの人数を資格レベル別に記録しますが、各スタッフの最高資格のみをカウントして重複計算を避けます。職員情報はセンサス調査週に実際に勤務していたスタッフに関するもので、施設が利用できない場合など特殊な状況では、通常の人員配置数を報告します。レベル2、レベル3、大学院資格の質問は、幼児教育基礎段階の職員対児童比率要件(1対13)を満たすために必要とされています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/guidance/complete-the-early-years-census/data-items-termly-2026-to-2027

本記事は一次情報をもとにWorldEdu Report編集部が編集しています。編集方針:運営者情報

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