文部科学省は、令和7年度の日本語教師向けアップデート研修事業の公開動画をウェブサイトで発表しました。
令和6年度に日本語教育機関認定法が施行され、国が認定した「認定日本語教育機関」に対して、国家資格である「登録日本語教員」を有する日本語教師の配置が義務付けられることになっています。今後、登録日本語教員の需要がさらに高まることが見込まれる中、現在の職場を離れている潜在的な日本語教師の職場復帰を支援するため、これらの動画を制作・公開したとのことです。
令和7年度に新たに公開される動画は、広島大学の迫田久美子氏を総監修として、複数の大学の専門家が監修・出演しています。内容としては、2026年時点での日本語教育の変化と国家資格化への対応、在留資格制度の説明、登録日本語教員の取得ルート、日本語教員試験の出題範囲解説などが含まれています。
また、実践的な教育スキルに関する動画も多数あります。具体的には、日本語の多様性やマイクロアグレッション(無意識による差別的言動)への向き合い方、学習者の自律性を育む指導方法、就労分野や子どもを対象とした日本語教育の特性、音声指導のポイント、語用論(言語使用の規則)の授業活用法などが取り上げられています。さらに、ICTやAI技術の授業への導入方法についても、どこから始めるかという実践的な視点で解説される動画が用意されています。
令和5年度・6年度に公開された動画との組み合わせにより、教育現場の最新動向から実践的な指導スキルまで、段階的に学べる構成となっています。これらの動画は、文部科学省の日本語教育note上でも配信されており、現職の日本語教師や復帰を考える潜在的教師が自らのペースで学習することが可能です。
問い合わせは、文部科学省総合教育政策局日本語教育課(nihongo-yousei@mext.go.jp)となっています。
出典:文部科学省 https://www.mext.go.jp/a_menu/nihongo_kyoiku/mext_03104.html
