文部科学省は2026年6月12日、松本洋平文部科学大臣の談話を発表し、H3ロケット6号機(30形態試験機)の打上げに成功したことを報告しました。
本打上げは、2025年12月のH3ロケット8号機の失敗以降、初めての打上げとなります。今回成功した6号機は、従来と異なる液体燃料エンジン3基のみで飛行する新しいタイプのロケットであり、この新型ロケットの実証に成功したことが大きな成果です。
H3ロケットは2014年から開発が進められてきました。松本大臣の談話によれば、今回の成功により、開発されてきた全3つの形態が全て出揃ったことになります。これにより、H3ロケットシリーズとしての多様な打上げ能力の確立が進みました。
大臣談話では、これまでの開発に携わった関係者への敬意が表明されるとともに、特に8号機の失敗後に原因究明や対策検討、打上げ再開に向けた準備などに献身的に尽力した関係者への謝意が述べられました。
今後について、文部科学省は打上げ実績を着実に積み重ね、我が国の基幹ロケット(国家的に重要な役割を担うロケット)に対する国内外の信頼を取り戻していく必要があると指摘しています。松本大臣は、国民の期待に応えられるよう、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や関係機関とともに宇宙開発利用の発展に貢献していく方針を示しました。
昨年の失敗からの回復と、新型ロケットの実証成功は、日本の宇宙開発能力の重要な回復段階を示すものとなります。
出典:文部科学省ウェブサイト https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00698.html
