米国教育統計センターが教育者向けリソースポータルを提供

米国教育省傘下の全国教育統計センター(NCES)は、教育者を対象とした総合的なリソースポータル「Educators’ Corner」を提供しています。

同ポータルの中核を占めるのは全国学力評価(NAEP)です。NAEPは米国の児童生徒が様々な教科でどのような知識や技能を有しているかを測定する最大規模の全国代表的継続評価制度です。ポータルではNAEP情報サイトの他、カスタマイズ可能なグラフ・表作成ツール(NAEP Data Explorer)、数千個の問題を検索・利用できる「NAEP Questions Tool」、児童生徒が自己採点できる「NAEP Test Yourself」、4年生から12年生対象の科学スキル評価ツール、2003年から2016年の調査票へのアクセスなどが用意されています。

また、教育省系の4つの研究機関の一つである全国教育評価・地域支援センター(NCEE)は、教育プログラムの効果検証と情報提供を担当しています。同センター傘下の「What Works Clearinghouse」は、教育プログラムや実践方法に関する既存研究をレビューし、教育者が根拠に基づいた意思決定ができるよう支援しています。対象分野は識字教育、障害児教育、数学、行動指導など多岐にわたります。

さらに同センターは、研究成果と実践者の経験に基づいた「実践ガイド」も発行しており、例えば中高の代数教育向けガイドは授業改善の3つの推奨事項を示しています。教育研究文献の大規模デジタルライブラリ「ERIC」は1966年から現在までの170万件以上の文献にアクセス可能で、多くが査読済みで無料全文提供されています。

その他のリソースとして、最新の調査報告や教育トレンドを扱う公式ブログ、全米の州教育改革データを集約したサイト、大学検索・比較ツール「College Navigator」、国際学力調査(TIMSSやPISA)の過去問題なども利用できます。初期段階から高等教育、生涯学習まで幅広い教育段階のデータが網羅されており、教育現場の意思決定を支援する体系的な情報基盤が構築されています。

出典:U.S. Department of Education (NCES Kids’ Zone Educators’ Corner)
https://nces.ed.gov/nceskids/educators_corner.asp

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