文部科学省は、南極地域観測事業を統括する重要な会議として、第168回南極地域観測統合推進本部総会を2026年6月30日に開催することを発表しました。
【開催概要】
会議は午前10時から正午までの2時間、東京都千代田区の文部科学省本庁舎とオンラインを組み合わせたハイブリッド形式で実施されます。一般向けにはWEB会議の模様を配信し、傍聴機会を提供します。傍聴希望者は6月29日午後6時までに登録フォームから申し込む必要があります。
【報告事項】
会議では、現在南極大陸で活動中の第66次越冬隊と第67次観測隊の活動状況が報告されるほか、輸送協力体制や2026年度予算の概要が共有されます。また、国際的な枠組みである南極条約協議国会議(ATCM)の動向や、環境保護に関わる国際議定書の締結状況についても情報提供が行われます。さらに、南極地域観測70周年を記念した事業についても報告される予定です。
【主な審議事項】
重点的な議論として、次期観測隊である第68次と第69次の行動計画が検討されます。これらは数年先の観測活動の基本方針となるもので、科学的目標や現地での実行体制を定めるものです。加えて、南極条約第7条5に基づく電子情報交換システム(EIES)の導入、次期輸送体制の具体的な検討、輸送体制変更に伴う観測事業全体の見直しについても審議が行われます。統合推進本部の運営規則改正案も提案される見通しです。
【人事案件】
第68次観測隊の副隊長及び隊員の人選については、個人情報保護の観点から非公開での審議となります。
南極地域観測は、日本の基礎科学研究の重要な柱の一つであり、地球規模の気候変動や地球物理学の研究に大きく貢献しています。本総会は、これらの活動を戦略的に推進するための最高意思決定機関として機能しており、各省庁や研究機関の代表者が参加します。
出典:文部科学省ウェブサイト https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/nankyoku/detail/1422006_00066.htm
