英国教育省(Department for Education)は2022年4月11日、イングランド南部のボーンマス・クライストチャーチ・プール市議会に対して、児童社会福祉サービスとSEND(特別教育的ニーズ・障害)サービスの改善を求める2つの統制指示(statutory direction)を発令しました。
【児童サービスに関する指示】
児童社会福祉サービスへの指示は、2021年12月のOfsted(英国の教育・保育施設監督機関)による検査で、同市議会のサービス全体が「不十分」と判定されたことを受けたものです。この指示により、同市議会は教育省が任命した顧問との協力を義務付けられ、市の経営陣全体を支援する拡大された権限の下で改善措置を講じる必要がありました。
しかし2024年12月のOfsted検査の後、この児童サービス指示は撤回され、現在は効力を失っています。
【SEND サービスに関する指示】
SENDサービスへの指示は、2021年のOfstedと医療質委員会(Care Quality Commission)による合同検査報告書に基づくものでした。同市議会は、特別な教育的ニーズのある児童・青少年の改善が進まないことを理由に、戦略的改善顧問であるジョン・コフラン氏との協力を求められていました。
このSEND指示は当初、改善状況を見守られていましたが、2026年4月15日に改善通知(improvement notice)に置き換わりました。この変更に伴い、SEND指示は撤回されました。
【改善過程】
発表の時点では2つの指示が並行して運用されていましたが、その後の段階的な改善を通じて、児童サービスが先行して指示撤回に至り、続くSEND分野も改善通知への転換を実現しました。これは同市議会が段階的に改善成果を示したことを示唆しています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0(https://www.gov.uk/government/publications/directions-issued-to-bournemouth-christchurch-and-poole-council-april-2022)
