英国、代替教育制度の就学者調査で無償給食対象者の把握を強化

英国教育省は、代替教育制度に在籍する生徒に関する調査(APセンサス)のデータ項目について、詳細な提出ガイダンスを公開しました。このガイダンスは2020年7月に初版が発行され、2026年7月に大幅に更新されたものです。

調査で求められるデータは、生徒の個人識別情報と給食対象資格に大別されます。個人情報としては、生徒ユニキュー番号(UPN、13文字の英数字コード)と生徒学習者ユニキュー番号(ULN)、姓名、生年月日、性別、民族背景が該当します。このうち性別は必須項目で、男性・女性・不明の3区分で記録します。民族背景は保護者や生徒の希望に基づいて記録し、情報が得られていない場合や拒否された場合は専用コードを使用します。

最大の変更点は無償給食(FSM)対象資格の扱いです。従来は限定的でしたが、2026年秋学期からユニバーサル・クレジット(社会保障制度)を受給する世帯のすべての子どもが対象に加わります。これにより、給食対象者は「対象限定型FSM」と「拡大型FSM」の2区分に分類されることになります。

スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから転入した生徒の給食対象資格は「対象限定型」として記録します。学校は2026年6月1日以降、1月の調査前までに全生徒の対象資格を毎年最低1回は確認する必要があります。確認日が2026年6月1日以前または2027年1月21日以後では無効となり、当該生徒は給食対象と見なされず、資金受給が失われます。

データ報告には詳細な期日管理が求められます。給食対象資格の開始日は、拡大型FSMの場合2026年8月1日以降である必要があります。対象限定型から拡大型に変わった生徒は、限定型の終了日を記録した上で、拡大型の新規開始日を設定します。2026年秋学期前から対象だった生徒は元の開始日を保持しますが、確認日は2026年6月1日から2027年1月21日の間である必要があります。

スクール・フード・ユニバーサル・インファント・エンタイトルメント(全児童向けの無償給食制度)のみで給食を受ける生徒は、FSM対象として記録してはいけません。これらの生徒はパピル・プレミアム(教育格差解消補助金)の対象外となるためです。

給食対象資格がない場合、FSMデータを記録する必要はありません。ただし、給食対象者の情報が地方自治体システムに登録されている場合は、給食開始日を報告に含める必須があります。学校は監査に備え、すべての対象資格判定の証拠を保持することが求められています。

出典:UK Department for Education https://www.gov.uk/guidance/alternative-provision-ap-census/data-items

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール