文部科学省は令和8年7月27日、第38回アジア太平洋数学オリンピックの成績発表と文部科学大臣特別賞受賞者の決定を公表しました。
この大会はベトナムを主催国としてオンライン形式で実施され、アジア太平洋地域43か国・地域から397名の生徒が参加しました。日本からは10名の代表選手が出場しています。
【受賞者の成績】
日本代表は以下の成績を収めました。金賞1名、銀賞2名、銅賞4名の計7名が受賞し、これら全員が文部科学大臣特別賞を授与されることが決定しました。
金賞受賞者はラ・サール高等学校(鹿児島県)3年の濵川慎次郎さんです。
銀賞受賞者は灘高等学校(兵庫県)2年の原龍之介さんと栄光学園高等学校(神奈川県)3年の野下晃平さんです。
銅賞受賞者は、開成高等学校(東京都)3年の伊藤成希さん、灘中学校(兵庫県)3年の伊勢戸皓太さん、開成高等学校(東京都)2年の伊藤亘輝さん、栄光学園高等学校(神奈川県)3年の宇梶颯人さんの4名です。
このほか洛南高等学校(京都府)2年の籏智里奈さん、灘高等学校(兵庫県)2年の安藤匠吾さん、開成高等学校(東京都)1年の北野聡一朗さんが優秀賞を受賞しました。
【大会の概要と国別順位】
アジア太平洋数学オリンピックは1989年に始まった歴史ある大会で、日本は2005年から参加を開始し、本年は21回目の参加となります。各国は自国に会場を設営して実施する仕組みとなっており、日本では毎年3月の第2火曜日に開催されています。
本年のベトナム大会での日本の国別順位は3位でした。これは昨年の第37回ブラジル大会での5位から順位を上げた成績です。なお、2023年(第35回大会)も同じ金1銀2銅4の成績で5位、2024年(第36回大会)も同成績で9位でした。
【出場資格と試験形式】
アジア太平洋数学オリンピックへの参加資格は、大学(または同等の高等教育機関)に正式に入学しておらず、大会の年の7月1日時点で20歳未満である必要があります。
試験形式は、国際数学オリンピック(IMO)に準じた内容で、5問題を4時間で解く形式となっています。
【文部科学省の支援体制】
文部科学省は国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しており、数学オリンピックはその重要な柱となっています。
今回の派遣機関は公益財団法人数学オリンピック財団で、1991年に設立され、現在は内閣府所管の公益財団法人として、日本数学オリンピック(JMO)の実施や国際数学オリンピック(IMO)への日本代表選手の選抜・派遣を担当しています。また同財団は中学生以下対象の日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)や、2025年度から女子対象の日本女子数学オリンピック(JGMO)も実施しており、幅広い年代の才能育成に取り組んでいます。
出典:文部科学省ウェブサイト https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01645.html
