文部科学省は2026年7月23日、ウズベキスタンのタシケントで開催された第58回国際化学オリンピックに参加した日本代表の生徒4名全員が銀メダルを獲得したことを報告しました。
【受賞者の概要】
今回の受賞者は以下の4名です。上吹越結也さん(広島大学附属福山高等学校・広島県3年)、岡添皇樹さん(灘高等学校・兵庫県3年)、東彦宏さん(灘高等学校・兵庫県3年)、宝田怜弥さん(京都市立京都工学院高等学校・京都府1年)。これら4名全員が文部科学大臣表彰を受賞します。
【大会の規模と日程】
本大会は7月10日から19日にかけて開催され、93カ国・地域から363名の生徒が参加しました。日本は2003年のアテネ大会から参加を開始し、本年は24回目の参加となります。毎年4名の生徒を派遣する方針のもと、今回も代表候補の選抜は全国規模の化学グランプリを通じて行われました。
【メダル評価基準】
国際化学オリンピックでは、金メダルは参加者の上位約1割、銀メダルは次の約2割、銅メダルはその次の約3割の割合で授与されます。全員が銀メダルを獲得したことは、競争が激しい国際レベルの大会における堅実な成績を示しています。
【過去の成績推移】
ここ数年の日本代表の成績を見ると、2023年のスイス大会では金メダル2名と銀メダル2名、2024年のサウジアラビア大会でも金メダル2名と銀メダル2名、2025年のアラブ首長国連邦大会では金メダル1名と銀メダル3名を獲得しています。本年は金メダルを逃しましたが、全員がメダル獲得という成果を上げました。
【大会の意義】
国際化学オリンピックは1968年に東欧3カ国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)で始まった、高校生の化学実力を競う国際大会です。毎年7月に10日間の日程で開催され、生徒らは5時間の実験課題と理論問題に挑戦します。化学の実力競争と同時に、世界各国の高校生との親交を深めることも目的としています。
【支援体制】
文部科学省は国立研究開発法人科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しており、本事業もその一環です。国内選抜は「夢・化学-21」委員会と公益社団法人日本化学会が実施する化学グランプリから選出されます。同グランプリは1998年に試験的に実施されたのが始まりで、現在は申込者が3,000人を超える大規模大会に成長しています。
出典:文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01654.html
