米国教育省は、全米の教育成果を追跡し分析するための「統合州成果報告書(Consolidated State Performance Report、CSPR)」を毎年作成・公開しています。
CSPRは初等中等教育法(ESEA)第8303条により各州、インディアン教育局、コロンビア特別区、プエルトリコに毎年の報告が義務付けられています。なお、同法は2015年の「すべての生徒成功法(Every Student Succeeds Act、ESSA)」の改正により強化されました。
この報告書では、タイトルIパートA(貧困地域支援)、タイトルIIパートA(教員養成支援)、タイトルIIIパートA(英語学習支援)、タイトルIVパートA(学生支援)など、複数の連邦教育プログラムからのデータが集約されます。また、マッキニー・ベント法(ホームレス児童・生徒対策)の関連データも含まれます。
教育省はこの情報を以下の目的で活用しています。第一に、個別プログラムの成果を評価・報告すること。第二に、州がESEAの実装状況とプログラム目標の達成度を監視すること。第三に、州に対する技術支援が必要な分野を特定し、全体的なプログラム改善を図ること。さらに、政策・プログラム改善を告知し、戦略計画の目標達成状況を監視・報告し、その他の報告要件や事業評価に活用されます。
CSPRは毎年2つの部分に分かれています。パート1では、一般情報、学生の学力と州テストへの参加状況、教員情報、英語学習プログラム、危険校指定、ホームレス児童への教育支援、移民児童の教育などが報告されます。パート2では、卒業率と進学率、タイトルI参加状況、危機的状況にある児童・生徒向けの予防・介入プログラム、学生支援・学業充実助成金(タイトルIVパートA)、地方教育機関の予算転用制度、農村地域教育成就プログラム(REAP)などが報告されます。
2024~2025学年度の報告では、各州は2026年4月15日から報告の提出受け付けが開始され、同年5月15日午後5時(東部時間)が締切となっています。教育省は、マニュアル入力用の様式や提出ガイド、事業ルール表など、州の報告を支援するための各種資料を提供しています。
出典:U.S. Department of Education、https://www.ed.gov/laws-and-policy/laws-preschool-grade-12-education/birth-grade-12-policy-documents/consolidated-state-performance-reports
