米国教育省が設立した学生エンゲージメント・出席支援技術支援センター(SEAC)は、慢性欠席(継続的な無断欠席)の削減と学生参加の向上を目指す教育機関向けの技術支援を行っています。
同センターは2022年より、出席改善と学生参加に関する研究に基づいた実践的な知識を、複数回セッションの形式で教育実務者に提供する「ラーニングシリーズ」を開催しています。
2024年は5つの主要なプログラムが実施されました。3月に開催された「学校全体の出席支援のための積極的戦略」では、出席とエンゲージメント(参加意欲)に関する共通言語の構築方法を検討し、44の州・領土から参加者が集まりました。
4月から9月にかけては、メイン州、ミシガン州、ユタ州の3州を対象とした集中的な小規模グループプログラム「慢性欠席に対処するためのシステムレベルの州戦略」が実施され、州教育機関が慢性欠席に包括的に取り組むための支援が行われました。
同じく4月から5月には「アーリーグレード児童の欠席対策」プログラムが実施され、幼稚園と低学年での欠席が長期的な学習成果に与える影響について学びました。プリキンダーガーテン経験のない児童、英語学習者、障害のある児童といった特定の集団における出席格差を分析する内容も含まれ、44の州・領土が参加しました。
6月には「歴史的に周辺化されてきた人口集団への支援」をテーマとしたプログラムが開催されました。これは、低所得層や少数民族の生徒を含む過去に支援が不足していた学生と家族に対し、参加を促進する戦略を共同で立案する方法について学ぶものです。参加者は州の家族エンゲージメントセンター、地域教育機関、個別の教育者と協力し、学生の出席率向上と学業成績改善に向けた戦略を共有しました。42の州・領土から参加がありました。
8月から9月には、「慢性欠席に対処するための学生・家族・コミュニティ・エンゲージメント支援」が実施され、46の州と3つの領土が参加しました。このプログラムでは、州レベルの包括的なアプローチや学校とコミュニティのパートナーシップ構築方法が検討されました。
各プログラムは複数のセッションで構成され、講義録音、文字起こし、スライド資料が提供されており、実務者が継続的に学習できる体制が整えられています。SEACの取り組みは、全米の教育機関による出席改善と学生参加の強化を支援する連邦政府の重要な initiative となっています。
出典:U.S. Department of Education https://www.ed.gov/teaching-and-administration/supporting-students/seac
