英国教育省は、児童家庭福祉分野における社会福祉従事者の専門的成長を支援するため、「社会福祉資格取得後基準:知識・スキル基準」を公開しています。
本基準は、脆弱な児童と家族を支援する児童家庭福祉ソーシャルワーカーを対象とした職業上の専門基準です。2015年11月に初公開されて以来、複数の改訂を経て現在に至っています。
本基準の対象者は、第一線で活動する実務家、実務スーパーバイザー(現場監督)、実務リーダー(実務責任者)、および雇用機関です。実務スーパーバイザーは、児童家庭福祉の第一線職員の指導や、チーム・個人のスキル向上に責任を持つ有資格ソーシャルワーカーです。実務リーダーは、児童家庭福祉実務全体のシステムが適切に機能するよう確保し、第一線職員とスーパーバイザーを監督する有資格ソーシャルワーカーです。
本基準は、教育・採用・キャリア開発・業務評価など、児童家庭福祉実務のあらゆる局面で活用されます。基準の達成は、保有者が特定分野における専門的な知識や専門化を備えていることの証明となります。また、2017年児童・社会福祉法第42条に規定される資格取得後の改善基準として機能します。
現在、第一線実務家と実務スーパーバイザーは、2027年3月31日までの間、「児童家庭実務従事者向け知識・スキル基準」の適用を受けます。2027年4月1日からは、新たに導入される「早期キャリア基準」に移行予定です。さらに2027年9月からは、この早期キャリア基準に基づく「早期キャリア開発プログラム」が、従来の「評価・支援雇用年間プログラム」に代わって開始される見通しです。
本基準は、児童家庭福祉ソーシャルワーカーの資格取得後における専門的キャリアパスの基礎を形成するものです。英国教育省は、実務家・スーパーバイザー・リーダーの各段階に応じた知識・スキル基準書を公開しており、イングランド全域での適用を想定しています。なお、成人社会福祉実務スーパーバイザー向けの知識・スキル基準も別途提供されています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/government/publications/knowledge-and-skills-statements-for-child-and-family-social-work
