英国の教育省(Department for Education)は、児童への支援と保護に関する法定枠組みの改正について、公開協議を開始すると発表しました。
本協議は、児童虐待防止と家族支援の体制を改善することを目的としています。改正対象となるのは「Working together to safeguard children」(児童保護のための連携ガイダンス)、「Children’s social care national framework」(児童社会福祉の全国枠組み)、ならびに多機関児童保護チームに関する規制の策定を支える政策です。
提案された改正の主要な施策には、以下が含まれています。第一に、家族内のネットワークをより効果的に活用することです。これは、児童の保護と家族の安定性向上に向けた包括的な支援体制の構築を目指しています。第二に、警察、教育機関、保健サービス、地方自治体など複数の機関による児童保護の仕組みを強化することです。第三に、児童保護に関わる様々な機関の意思決定を改善することです。
協議の対象期間は2026年6月22日から9月4日(現地時間23時59分)までです。協議では、提案された改正案が以下の基準を満たしているかについて、意見が求められています。すなわち、内容が明確で理解しやすいか、実務的に実装可能であるか、児童と家族の成果向上に役立つか、の三点です。
協議の対象者は、保護者や養護者のほか、地方自治体、保健医療機関、警察、教育機関、民間の児童福祉団体など児童保護に関わる職員です。教育省は、児童・若年層の意見を集約するための専用調査も実施しており、若い世代の声も改正案に反映させる方針を示しています。
この改正は、英国の児童保護体制が社会の変化や実務的な課題に対応できるよう、定期的に見直す取り組みの一環です。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/consultations/improving-help-and-child-protection-revised-framework
