英国教育省が公表した最新ガイダンスによれば、「Enter Learning Data(ELD)」と呼ばれるウェブベースのサービスが、進学後教育(further education)機関向けに提供されています。
本サービスは、学習者データの管理と個別学習記録(ILR、Individualised Learner Record)ファイルの適切な構造化を支援するために設計されています。従来の「学習者入力ツール(LET)」に代わるもので、独自のデータ管理システムを持たない教育機関を主な対象としています。
ELDの主な特徴として、まずデータ入力における重複の削減が挙げられます。複数の学習者情報を登録する際、入力作業の効率化が実現されます。次に、リアルタイム検証機能により、ユーザーはデータ正確性を入力過程で確認できます。さらに、ガイダンスに基づいた段階的な入力フロー設計により、ユーザーの利便性が向上しています。
技術的には、ウェブベースのプラットフォームとして複数ユーザーの同時アクセスに対応し、同一組織内での協働作業が可能です。ユーザーサポートとして、既知の問題ログが提供され、問題発生時には顧客サポートポータルへのアクセスも用意されています。登録できる学習者数の上限はなく、英国教育省の安全なシステム環境にデータが保管されます。
サービスの利用は完全に無料であり、登録機関は任意で導入を選択できます。2026年8月の最新アップデートでは、2つの新しい資金調達モデルと個別移行機能が追加されました。
このサービスは、イングランド地域の高等教育機関を対象としており、データ管理システムの統一化と効率化を通じて、教育機関の行政負担軽減を目指しています。
出典:UK Department for Education, https://www.gov.uk/government/publications/enter-learning-data-eld-set-up-your-ilr-and-manage-your-data
