英国教育省は、出生から5歳までの児童に対する学習・発達・保育の基準を定める「早期基礎段階(EYFS)」の法定枠組みを更新しました。2026年7月13日に新版が公表され、2026年9月1日から施行されます。
今回の改定は、保育施設の種類に応じて2つの枠組みに分けられています。ひとつは家庭保育者(チャイルドマインダー)向け、もうひとつは集団・学校ベースの保育提供者向けです。両方の枠組みに共通する主な変更点として、より安全な睡眠慣行に関する更新、保育者が児童のスクリーン(画面)利用について配慮すべき要件の追加が挙げられます。
さらに、規制上の新たな制限として、禁止されている犬種を飼育している場所での保育提供を禁止する規定が追加されました。これは児童の安全確保を目的とした措置です。
集団・学校ベースの保育提供者向けの枠組みには、さらに詳細な変更が含まれています。家庭内で保育を提供する事業者は、敷地内に16歳以上の居住者や従事者に変更があった場合、オフステッド(英国の保育・教育機関監査官制度)または保育者紹介機関への届出が義務化されました。その他の保護措置として、既存政策の明確化が随所に施されています。
EYFS枠組みは、保育提供者に対して児童の学習・発達を促進し、健康と安全を確保し、児童が学校入学に必要な知識と技能を習得できることを保証する基準を設定しています。保育提供者は自らの種別に応じた現行版の枠組みを確実に遵守する責任があります。
今回の更新は、英国における幼児期の教育・保育の質向上と児童保護の強化を目的としたものです。保育施設は9月1日の施行日までに新しい要件への対応準備を進める必要があります。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/early-years-foundation-stage-framework–2
