英国教育省は、成人が生活に完全に参加し、ほとんどの職業に従事し、さらなる学習に取り組むために必要とするデジタルスキルを定める国家標準を2019年4月23日に発表しました。
この「National Essential Digital Skills Standards 2019」(全国必須デジタルスキル標準2019)は、デジタル化する社会で生きるために成人が身につけるべき基本的能力を体系化したものです。標準はエントリーレベル3およびレベル1という初級段階の学習者を対象としています。
本標準は、英国で実施される複数の公式資格制度の基礎となっています。具体的には、Essential Digital Skills Qualifications(EDSQ、必須デジタルスキル資格)およびDigital Functional Skills Qualifications(DFSQ、デジタル機能スキル資格)の教科内容開発に活用されています。これらの資格は標準に基づいて構成され、学習者のデジタル能力を段階的に評価する枠組みとなっています。
このスキル標準は、より広い「essential digital skills framework」(必須デジタルスキルの枠組み)に基づいて作成されています。この枠組みは、職業スキルや生涯学習との連携を考慮しながら、実生活で必要とされるデジタル能力を整理しています。
2026年7月15日には改訂版が公開されました。改訂によって標準の内容が更新される一方で、既存のEDSQおよびDFSQ資格は引き続き有効とされています。教育省は今後、改訂された標準を既存の資格制度にどのように適用していくか、また資格制度そのものにどのような変更を加えるかについて、詳細な情報を提供する予定としています。
この国家標準は、英国内の教育機関や訓練提供者がデジタルスキル教育のカリキュラムを設計する際の指針となり、成人学習者がデジタル化社会で必要な能力を体系的に習得するための共通基盤を提供しています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/national-essential-digital-skills-standards-2019
