英国、雇用主向けの採用API提供開始

英国政府は、apprenticeship(職業訓練制度)の求人情報を扱う雇用主向けに、採用API(Application Programming Interface、アプリケーション間の情報共有機能)を整備しています。

提供されるAPIは2種類です。一つが「Recruitment API」で、企業が自社のシステムを使用して「Find an apprenticeship」(求人情報サイト)に求人広告を掲載できます。もう一つが「Display adverts API」で、企業は「Find an apprenticeship」の求人広告を自社ウェブサイト上に表示・連携させることができます。

APIの利用には技術的な知識が必要です。雇用主は、ソフトウェア開発者など技術スキルを持つ職員にAPIの接続を担当させることが想定されています。開発者は専用のサンドボックス環境でAPIをテスト運用したうえで、本稼働に進めます。

雇用主がAPIを利用する際は、開発者にAPIキーを付与します。このキーは開発者に対し、雇用主の代わりにAPIへのアクセス権限を付与するものです。所有者権限(owner permissions)を持つアカウント保有者がAPIキーにアクセスでき、apprenticeship service accountを経由して管理します。

データ保護面では、APIを通じたデータ利用が教育省(DfE)の個人情報保護方針の対象となる可能性があります。DfEのステークホルダー向けプライバシー通知に詳細が記載されており、政府サービスへのアクセス時のデータ利用方法が説明されています。

このAPI提供は、2021年12月21日に最初に公開され、2026年7月31日にプライバシー・データ保護に関する新たなセクションが追加されました。イングランドが対象地域です。

出典: UK Department for Education, Open Government Licence v3.0, https://www.gov.uk/guidance/get-started-with-the-recruitment-apis-as-an-employer

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