英国が児童養護の地域協同体設立へ、6つの新組織を招募

英国教育省(DfE)は、児童養護サービスの新たな広域体制として「地域ケア協同体(RCC)」の設立に向けた応募受付を開始しました。2026年3月の発表時点では、全国段階的展開の一環として最大6つの新規RCC設立を予定していました。なお、当該応募期間は既に終了し、新設RCCのリストが公開されています。

RCCは、地方自治体、医療サービス、少年司法機関、その他のパートナー機関が一堂に集まる広域組織です。社会的保護(ルッキングアフター)が必要な子どもたちのための住居および支援サービスの企画と調達を担当します。政府はこの構想を2026年2月に発表し、その後設立に向けた具体的な進展を進めています。

【組織構造と段階的発展】

RCCは以下いずれかの法的枠組みで設立されることが想定されています。主導地方自治体またはストラテジック・オーソリティ(広域権限運営)モデル、あるいはコーポレートボディ(法人体)モデルです。応募団体は申請書でどちらの構造を選択するか、またその理由を説明する必要があります。

RCCは3段階の発展過程を想定しており、基盤段階、発展段階、実行段階で構成されます。各段階では、委託購買、データ管理、財務、里親制度、指導力とガバナンス、被保護児童の配置、戦略的企画、サービス充足性などの領域において最小要件を満たさなければなりません。

【応募手続きと支援体制】

応募には「関心表明書」と「費用内訳テンプレート」を完成させ、教育省の指定メールアドレス(Commissioning.CSC@education.gov.uk)に提出する形式でした。当時の応募締め切りは2026年5月22日正午とされていました。教育省は提出された申請内容を評価し、結果は2026年7月中に通知する予定でした。

資金は地域ケア協同体プログラムを通じて提供され、申請時には明確な費用内訳が必要です。詳細な要件やガバナンス期待値については、教育省が作成した24ページのガイダンス文書(PDF形式)に記載されています。

この取り組みは、英国における児童養護システムの広域化・統合化を目指す政策の一環であり、複数セクターの連携により、より包括的で効率的な支援体制の構築を目標としています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0, https://www.gov.uk/guidance/apply-to-set-up-a-regional-care-cooperative

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