英国の教育省、住宅・地域・地方自治体省、健康社会ケア省、ならびにOfstedとCQC(Care Quality Commission)は、2026年7月16日、地方自治体の再編過程において学校検査と介護評価の実施に当たるための共通原則を定めた政策文書を公表しました。
この文書は、地方自治体が組織再編される際に、教育と介護の両分野における検査・評価機関が一貫性を保ちながら機能し続けるための指針となるものです。
対象となる検査・評価枠組みは、以下の3つです。第一に、Ofstedが実施する「地方自治体児童サービス検査」(ILACS:Inspecting Local Authority Children’s Services)の枠組みです。これは地方自治体が提供する児童福祉・保護サービスの質を定期的に評価するものです。第二に、OfstedとCQCが共同で運用する「地域特別支援教育検査」(ASEND:Area SEND inspection)の枠組みです。特別な支援を必要とする子どもたちへのサービス提供体制を、地域全体で評価する仕組みです。第三に、CQCが実施する「地方自治体保証評価」の枠組みで、地方自治体の介護サービス提供体制を評価するものです。
地方自治体の再編は行政効率化や統治構造の最適化を目指すものですが、その過程で学校や介護施設の検査・評価が滞ったり、基準にばらつきが生じたりするリスクがあります。本政策文書は、こうした懸念に対応し、再編期間中も検査・評価活動が適切に継続されることを確保するために策定されました。
この文書は英国イングランドに適用されます。該当する検査・評価機関および地方自治体は、共通原則に基づいて活動を調整することが期待されています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0(https://www.gov.uk/government/publications/ofsted-and-care-quality-commission-shared-principles-for-local-government-reorganisation)
