英国教育省は、学校が利用可能な生徒数を測定するための「ネット収容能力評価(NCA)ツール」を公開しました。このツールは2024年2月に初公開され、その後複数回のアップデートが行われています。
NCEツールは、学校や関係機関が学校内で受け入れられる生徒数を正確に把握するために設計されています。利用対象は学校および関係機関、地域自治体(local authorities)、教区(dioceses)、建築専門家など多岐にわたります。教育省はこの評価方法を、イングランド内の学校における生徒数測定の標準的手法として位置付けています。
ツール自体はMicrosoft Excelの形式で提供され、計算エラーを防ぐため一部のセルと計算式がロックされた状態で配布されています。教育施設の計画や拡張プロジェクトを検討する際に活用できるという特徴があります。
同省は通常版のツールに加え、2025年11月には特別支援教育(SEND)対応の専用ツールも追加公開しました。通常版が2.86MBで、SEND対応版が2.15MBのファイルサイズとなっています。さらに69ページのガイダンス文書(PDF形式)も用意され、測定方法や結果の読み方について詳細な説明が提供されています。
アクセシビリティへの対応も進められており、スクリーンリーダーなどの支援技術を使用する利用者からの要望があれば、ロック機能を解除した完全アクセス対応版を別途提供する仕組みが整備されています。利用者は「alternative.formats@education.gov.uk」または「DfE.NCAPROGRAMME@education.gov.uk」に連絡することで、自分の利用環境に適した版を入手できます。
教育省はこのほか、NCAプログラムガイド、学校サイト訪問の時期に関する情報、学校建物と敷地面積、生徒収容能力に関するガイドラインなど複数の関連文書を公開しています。ツール自体は継続的に改善されており、2025年9月には新しい「主要情報」タブが追加されるなど、利便性向上に向けた取り組みが続いています。
出典:UK Department for Education(Open Government Licence v3.0) https://www.gov.uk/government/publications/net-capacity-assessment-tool
