英国教育省(Department for Education、DfE)は、教育施設における強化気泡コンクリート(Reinforced Autoclaved Aerated Concrete、以下RAAC)の識別に関するガイダンスを提供しています。このガイダンスは、イングランドの公立教育施設の管理責任者及び施設運営関係者を対象とした非法定ガイダンス(努力義務)です。
**RAAC パネルの特性と潜在的位置**
RAAC パネルは、1950年代から1990年代に建設又は改修された建物の床、壁、屋根(傾斜屋根・平屋根の両方)に存在する可能性があります。この建設時期は、RAAC が建築材料として広く使用されていた期間に相当します。
**識別とレポート手続き**
ガイダンスは、教育施設の管理責任者に対して以下の実施を求めています。第一に、自施設の建物にRAAC が存在するかどうかを識別することです。第二に、建物調査員又は構造技術者を任命し、RAAC が施設内に存在するかどうかを専門的に確認させることです。第三に、RAAC が確認された場合、構造上の問題報告フォーム(structural issues form)を通じて直ちにDfE に報告することです。
**追加情報と関連ガイダンス**
RAAC が確認された場合、施設管理者は「強化気泡コンクリート:確認されたRAAC を有する責任団体及び教育施設向けガイダンス」も参照する必要があります。このガイダンスは、RAAC が確認された後の対応方法についての詳細な情報を提供しています。
**ガイダンス文書の構成**
DfE が提供するガイダンス文書(PDF、21ページ)には、RAACs の識別方法、専門家の任命手続き、及びDfE への報告方法に関する詳細な説明が含まれています。2022年12月の最初の公表以降、文書は複数回更新されており、2024年4月には RAAC 識別プログラムに関する最新情報が追加されました。
**イングランド限定の適用**
このガイダンスはイングランドの教育施設に適用されるものです。対象となる「責任団体」(responsible bodies)には、地方教育当局及び学校運営機関が含まれます。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/government/publications/reinforced-autoclaved-aerated-concrete-estates-guidance
