英国教育省は、学校とカレッジが導入すべきデジタル技術・インフラの基準に関するガイダンスを発表しました。このガイダンスは、教育機関がデジタル環境を効果的かつ安全に整備・運用するための方針をまとめたものです。
同省が定めた6つのコア基準は以下の通りです。
**1.ブロードバンドインターネット**:学校・カレッジに適切な接続タイプと速度を備えたブロードバンド環境を整備し、障害時のバックアップ接続と適切なセーフガード機能を確保することを求めています。
**2.無線ネットワーク**:最新の無線ネットワーク標準を導入し、パフォーマンス、カバレッジ、管理、セキュリティの各面で一定水準を維持することが必要です。
**3.ネットワークスイッチング**:信頼性、セキュリティ、回復力を確保するために、適切なネットワークスイッチおよびスイッチング基盤を整備することが求められます。
**4.デジタルリーダーシップと統治**:デジタル技術に関する効果的なリーダーシップと統治体制、役割分担と責任、およびプロセスを確立することが重要です。
**5.フィルタリングと監視**:適切なフィルタリング・監視システムを導入し、学校・カレッジにおいて安全なオンライン環境を提供することが必須です。
**6.サイバーセキュリティ**:学校・カレッジをサイバー攻撃から守り、ユーザーアカウントを適切に管理・セキュア化することが基本要件となります。
これら6つの基準を達成することで、教育機関は以下を実現できるとされています:強固なデジタル戦略の策定、デジタル技術の効果的な活用のための意思決定、デジタル技術の安全で安心な利用、その他のデジタル・技術基準への対応です。
ガイダンスはそのほか、クラウドソリューション、デジタルアクセシビリティ、IT支援、ラップトップ・デスクトップ・タブレット、ネットワーク配線、サーバー・ストレージなど、10以上の専門分野における標準も示しています。教育機関向けに開発された「Plan technology for your school」というサービスツールが、これら基準の達成を支援する仕組みも用意されています。
本ガイダンスは2022年3月に初版が発表され、2026年6月に最新版に更新されています。デジタル技術の急速な発展に対応するため、教育機関は継続的にこれら基準を参照し、デジタル技術の効果的かつ安全な運用に取り組むことが求められています。
出典:UK Department for Education, https://www.gov.uk/guidance/meeting-digital-and-technology-standards-in-schools-and-colleges
