英国教育省(Department for Education)は、学校の出席率向上に向けた包括的な法定ガイダンス「学校出席改善のための協働」(Working together to improve school attendance)を発表しました。このガイダンスはイングランドの地方自治体立学校、アカデミー、独立系学校、および地方自治体を対象としています。
ガイダンスの主要な内容は、学校・アカデミー信託・運営委員会・地方自治体が高い出席率を維持するための期待事項を示すことにあります。具体的には、保護者と養育者、学校、信託、運営委員会、地方自治体の役割と責任を明確にしています。
さらに重要なのは、継続的または深刻な欠席、あるいはその危険性がある家族と生徒への支援方法を概説していることです。このガイダンスは、出席支援が機能しない場合、関わられない場合、または適切でない場合に学校と地方自治体が使用できる法的介入手段を要約しています。また、学校が出席・入学記録簿に記録すべき事項についても定めています。
英国教育省は併せて「学校における出席改善のためのRISEサポート」に関するガイダンスを提供しており、学校が出席率向上に取り組むためのリソースを含んでいます。さらに子どもコミッショナー(Children’s Commissioner)も保護者向けの学校出席ガイダンスを発表しています。
このガイダンスは2022年5月6日に初版が公表されて以来、複数の更新が行われています。最新の更新は2026年7月9日に実施され、技術的な明確化が加えられました。2024年8月19日の更新では、独立系学校は教育省への日次データ提出が必須ではないこと、学校除外中に公共の場所に存在する子どもに対する罰金額、認可教育活動の監督要件、および統計上のコードC2の定義が明確化されました。また、コードE、Q、Y6、Y7の使用に関する詳細なガイダンスが追加されています。
2023年9月には「家族とのコミュニケーションで出席を支援するための学校向けツールキット」と「保護者向け出席レター・メール例」が追加され、学校が実務的に活用できるリソースが充実しました。
このガイダンスは、イングランドの全学校と教育行政機関にとって遵守すべき法定基準を提示するもので、生徒の継続的な学校出席を促進するための包括的な枠組みを提供しています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/working-together-to-improve-school-attendance
