英国教育省は、学校が実施する学校調査(スクール・センサス)の記入時に使用する各種コードの一覧を提供しています。このガイダンスは2019年7月30日に発表され、2026年9月9日に最新版に更新されました。
学校調査は英国の学校教育制度を把握するための重要な統計調査であり、各学校が正確にデータを報告するためにはコード体系の理解が不可欠です。ガイダンスに記載されているコードは、学校に関する情報と生徒に関する情報の大きく2つのカテゴリに分けられています。
【学校に関する情報】
学校の段階を示すコードとしては、保育園(NS)、初等学校(PS)、中等学校(MS)、中高一貫校(AT)、特別支援学校(SS)、児童生徒支援ユニット・代替教育機関(PR)などが定められています。
学校の種類を示すコードはより細分化されており、幼稚園から高等学校までの様々な学校類型に対応した50以上のコードが設定されています。例えば、5~8歳対象の初等学校(01)、11~16歳対象の総合制中高一貫校(21)、11~18歳対象の総合制中高一貫校(22)、11~16歳対象の総合制高等学校(48)、アカデミー(49)などが含まれます。技術系中高等学校やグラマースクール(選抜制中等学校)、近代型中等学校など、多様な学校体系に対応しています。
学校の統治形態を示すコードには、コミュニティ・スクール(CO)、ボランタリー・エイデッド・スクール(VA)、ボランタリー・コントロールド・スクール(VC)、ファンデーション・スクール(FO)、独立学校(IN)、非認可学校(NM)、市立技術カレッジ(CT)、アカデミー(CA)などが用意されています。
就学前クラスの児童数例外規定に関するコードも設けられており、教育・健康・ケア計画の指定、要保護児童、手続き上の誤り、独立した異議申し立てパネルの判断、越境入学、英国防衛関係者の子女、多胎児の兄弟姉妹、特別支援教室利用などの8つのカテゴリが定義されています。
学習科目に関するコード(初等学校・中高一貫校対象)には、美術(AR)、英語識字力(EN)、外国語(FL)、人文科学(HU)、数学(MA)、音楽・演劇(MD)、体育(PE)、宗教教育(RE)、理科(SC)、技術・情報技術(TE)、テレビ視聴・ラジオなど多角的な活動分類が示されています。
【生徒に関する情報】
生徒の性別はシンプルに男性(M)と女性(F)で区分されます。
最も詳細なのは民族背景を示すコードです。英教育省は拡張コード(DfE extended codes)を採用し、白人系ではコーニッシュ系、イングランド系、北アイルランド系、スコットランド系、ウェールズ系といった細かい区分に加え、アルバニア系、ボスニア・ヘルツェゴビナ系、クロアチア系、ギリシャ系、イタリア系、コソボ系、ポルトガル系、セルビア系、トルコ系、東欧系、西欧系など複数の下位カテゴリが設定されています。また、ロマ民族やジプシーの生徒についても、ロマ(WROM)、ジプシー(WROG)、ロマ(WROR)などで個別に分類する仕組みが用意されています。さらに混血の生徒向けコード(例:白人とカリブ系黒人の混血MWBC)も定義されています。
特別支援教育の必要性の種類を示すコードには、限定的学習困難(SPLD)、中程度学習困難(MLD)、重度学習困難(SLD)、最重度・複合学習困難(PMLD)、社会感情・精神保健(SEMH)、言語コミュニケーション困難(SLCN)、聴覚障害(HI)、視覚障害(VI)、複合感覚障害(MSI)、身体障害(PD)、自閉症スペクトラム(ASD)などが列挙されています。
このコード体系は、英国の多様な学校環境と生徒層を統計的に正確に把握するための詳細な分類框組みを示しており、学校が提出するデータの一貫性と比較可能性を確保する重要な役割を果たしています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/guidance/complete-the-school-census/find-a-school-census-code
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