飛鳥・藤原の宮都、世界遺産登録へ イコモス が高評価

文部科学大臣の松本洋平氏は2026年6月9日の記者会見で、日本が世界遺産として推薦していた「飛鳥・藤原の宮都」がユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)から世界遺産一覧表への記載が適当との評価を受けたことを発表しました。

大臣によれば、推薦された19件の構成資産全てについて特段の留保がなく、この評価は「ほぼ満点とも言える勧告」と評価しています。同大臣は、長年にわたる文化遺産保護の取組を基盤として、文化庁、関係自治体、関係省庁が緊密に連携してイコモスの審査に対応してきたことが、国際的に高い評価につながったと述べています。

文部科学省は本年7月に韓国で開催される世界遺産委員会において、イコモスの評価結果及び勧告通りに「飛鳥・藤原の宮都」が登録されるよう、関係自治体及び関係省庁との連携のもと、全力を尽くす方針を示しました。

会見では、文化遺産の価値を次世代にどのように伝えていくかという質問に対して、大臣は世界遺産登録が我が国の文化遺産の保護・継承を促進するだけでなく、国内外における認知の向上や地域活性化にもつながることの重要性を強調しました。関係自治体や関係省庁と連携して、これまで重要な文化遺産としての価値の普及啓発に取り組んできたとしています。

今後については、世界遺産としての価値や魅力を国内外へ一層発信していくこと、また世界遺産登録後の多くの来訪者に対応しながら持続可能な保存・活用を図ることに取り組む方針を示しています。

記者からの質問では、大学の23区規制(東京23区での大学新設を制限する政策)に関して、内閣官房の有識者会議での議論を注視していく姿勢を述べています。規制の効果については詳細な見解を控えるとしました。

また、沖縄県での平和学習に関連する議論についても質問がありました。大臣は、平和に関する学習は学習指導要領に基づいて多様な見方や考え方を提示しながら進めることが重要であり、基地が所在する場所を含めた現場を訪れることを避ける必要はないとの見解を示しています。同時に、平和学習を積極的に推進し、教育基本法の趣旨の周知に努める方針を表明しました。

出典:文部科学省 松本洋平文部科学大臣記者会見録(令和8年6月9日)https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00697.html

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール