英国教育省は2024年11月に、16~19歳の学生を対象とした数学・英語の資金配分条件に関するガイダンスを発表しました。このガイダンスはイングランドの教育機関向けの指針で、複数の学年度版が用意されています。
本ガイダンスの中心となる政策は、GCSE数学・英語で4以上の成績を取得していない16~19歳の学生に対し、教育機関が数学・英語スキルの向上とレベル2への到達を支援することを義務づけるものです。数学と英語でレベル2のスキルを習得することは、学生が人生、学習、仕事における機会を活かすうえで重要であると位置づけられています。
ガイダンスは各学年度ごとに更新されており、機関側が理解すべき項目として以下が含まれます。政策の目的、当該年度の具体的な変更点、資金配分条件を満たすために機関が実施すべき対応(承認された資格を含む)、不遵守時の資金配分への影響、適用される除外規定、監査および検査に関する事項です。
最新の2026~2027年度版では、資金計算方法そのものに変更はありませんが、新学年度の金額に合わせて計算例の数値が更新されています。
また、2025年7月の更新では、GCSE3の成績を持つ学生はGCSE取得に向けた学習が求められる一方、GCSE2以下の学生はGCSEまたはFunctional Skills(職業スキル資格)レベル2のいずれかの取得に向けた学習が可能であることが明確化されました。これは政策変更ではなく、既存方針の明確化とされています。
ガイダンスはまた、学生の進捗測定、教育機関への支援(FE委員会および教育省による専門研修含む)、試験の役割、さらには段階的資格(ステップストーン資格)の役割についても言及しています。2025年6月には、2024~2025年度のデータに基づき、英語・数学の進捗測定に関するセクションが更新されています。
2025年7月には、英語および数学のレベル2以下の教員向けの継続的専門研修を提供する組織へのリンクもページに追加されました。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/16-to-19-funding-maths-and-english-condition-of-funding
