英国教育省、家庭裁判所遅延削減パイロットの評価報告書を公開

英国教育省(Department for Education)は2026年9月24日、家庭裁判所における不必要な遅延を削減することを目的とした3つのパイロット事業の評価報告書を公表しました。対象期間は2024年4月から2025年3月までで、イングランドを適用範囲としています。

発表されたのは3つの異なるパイロット事業に関する評価報告書と技術的補足資料です。各パイロットについて、研究報告書と技術的詳細を記載した補足資料がセットで提供されています。

評価対象の3つのパイロット事業は以下の通りです。第1に「指定家庭判事地域トレイルブレーザー(Designated family judge area trailblazer)」は、特定地域で指定された家庭判事が中心的な役割を担う取り組みです。第2に「裁判前調停会議(Pre-case management hearing meetings)」は、本格的な裁判手続き前の段階で当事者間の合意形成を促進するもの。第3に「頭部外傷疑い事例対応サービス(Suspected inflicted head injury service)」は、児童虐待の可能性がある頭部外傷事案に特化した対応体制です。

報告書は複数の研究設問に答える形で構成されています。具体的には、各パイロット事業がどのように設計・実施され、関係者にどのように受け止められたのか、意図した成果をどの程度達成したのか、どの側面が最も有効であったのか、そして費用対効果は適切であったのか、という点が分析対象となっています。

これらの報告書は、政策立案者(ポリシーメイカー)および家庭司法制度全体の実務家を対象として作成されています。児童保護や家族関係の法的問題に関わる各機関の関係者にとって、今後の施策改善の参考資料となる位置付けです。

報告書はPDF形式で公開されており、各研究報告書と技術的補足資料には国際標準図書番号(ISBN)と研究報告書番号(RR1640から始まる番号)が付与されています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/evaluation-of-pilots-to-reduce-unnecessary-family-court-delays

本記事は一次情報をもとにWorldEdu Report編集部が編集しています。編集方針:運営者情報

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール