英国教育省(DfE)は、学校および教育信託(複数校を統括する組織)の経営を担当する学校事務専門職(SBP:School Business Professional)向けの包括的な研修・育成プログラムを提供しています。
SBPは学校や信託の財務管理、運営管理、調達、施設管理、人事、広報など多岐にわたる責任を担う職種です。教育省は、彼らの継続的な職業能力開発が、学校の教育成果向上に向けた取り組みを支援する上で不可欠であると位置づけています。
**主な支援制度**
教育省が提供する主要な研修プログラムは以下の通りです。
第一に、資格取得給付金制度では、公立学校や教育信託に勤務するSBPを対象に、レベル7の学校財務・運営指導ディプロマ取得費用の75%(残額として個人または雇用者が£915を負担)をカバーしています。ただし現在、新規申請の受付は一時的に閉じられており、今後の募集開始時に詳細が更新される予定です。
第二に、インスティチュート・オブ・スクール・ビジネス・リーダーシップ(ISBL)が実施する対面型研修ワークショップが、最大3時間、1セッション最大30名の参加者を対象に提供されています。
第三に、調達・契約管理研修として、秋季にイギリス公共調達・供給協会(CIPS)との共同開発による新しいオンライン自習型調達基礎コースで400枠、さらに促進型の1日制仮想ワークショップで最大200枠の無料枠を提供します。これらは特に調達経験が少ないSBPや、より下級の調達職員に適しています。また、内閣府の政府商業カレッジを通じた基礎レベルの契約管理研修へのアクセスも可能です。
第四に、学校資源管理顧問(SRMA)プログラムの一環として、経験豊かな専門職とのピアツーピア関係を構築し、知識・能力・自信を高める無料のマンツーマン・メンタリングプログラムを提供しています。
**その他の支援**
さらに教育省は、公共財務専門職協会(CIPFA)や調達・供給専門協会(CIPS)など、複数の専門機関との連携を通じた研修資源へのアクセスを支援しています。学校信託連盟(CST)やISBLなどの業界団体も、専門基準の策定や研修プログラムの提供を行っており、地方自治体も地元学校向けの財務管理研修を実施しています。
教育省は学校間の知識共有を促進するピアネットワークの構築や、学校職員の業務負荷・ウェルビーイング関連の資源提供も行っています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0(https://www.gov.uk/guidance/school-resource-management-training-and-support)
