英国教育省は、同省が発表する公式統計の作成基準と方針をまとめたガイダンスを公開しています。このガイダンスは、教育統計の信頼性と透明性を確保するための包括的な枠組みを示すものです。
対象となる主な項目は、以下の通りです。
**行政データソースの管理**
学校、地方自治体、試験実施機関など複数の組織から収集されるデータの取扱い方法を規定しています。
**統計の改訂プロセス**
統計手法や収集データの変更、またはエラーが判明した場合の改訂手順について方針を示しています。
**個人情報保護**
個人情報、データセキュリティ、統計的開示制御を通じた機密性の確保に関する規定が含まれます。
**品質保証の原則と手順**
ガイダンスでは、統計の関連性、正確性、適時性と定時性、アクセス可能性と明確性、比較可能性、一貫性といった六つの品質原則を掲げています。
**大臣級職員への事前アクセス**
2008年の公式統計事前アクセス命令への準拠に関する運用上の取り決めを規定しています。これは、統計の公開前に大臣や政府職員が統計情報にアクセスする際の手続きを規定するものです。
**利用者との関係構築**
ユーザーのニーズを特定し、必要な統計を提供するための利用者との効果的なコミュニケーション方法が示されています。
**学校センサスデータの品質管理**
学校から収集されるセンサスデータの収集・検証プロセスについても、具体的な手順が記載されています。
このガイダンスは2013年4月23日に初版が公開されて以来、複数回の更新を重ねています。直近では2026年6月30日に「DfE統計作業計画」と「公式統計の品質管理」文書を追加する更新が行われました。2019年2月の改訂方針声明、2019年1月の機密性方針声明、2018年10月の事前アクセス命令文書の追加など、継続的に基準が見直されています。
これらの文書は、イングランドの教育統計に適用されます。教育関係者や研究者、政策立案者は、統計の信頼性と方法論の透明性を確認する際の参考資料として活用できます。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/government/publications/standards-for-official-statistics-published-by-the-department-for-education
