英国公立学校向けの保険制度RPAの請求手続きガイド

英国教育省が公開した資料により、公立学校向けのリスク保護制度(RPA)における保険請求の方法と保障内容が明らかになりました。

RPAは商業保険の代替手段として機能する制度で、イングランドの公立学校が加入できます。既に加入している学校が保険請求を行う場合、TopMark Claims Management Ltd がイギリス教育省に代わって請求処理を担当しています。

請求方法は状況に応じて異なります。緊急時や急を要する事案(海外旅行除く)については、メールでRPA.CM@davies-group.comに連絡するか、電話番号03300 585566に電話することができます。海外旅行中の緊急時には別の電話番号020 3475 5031を使用します。

RPAの保障範囲は広範です。物的損害については資産の再構築価値までが対象で、事業中断は1件の損害につき1,000万ポンドまで補償されます。雇用者責任と第三者責任は無制限です。また、学校の経営陣(ガバナー)の責任については1件につき1,000万ポンド、個別会計年度の最高限度額が設定されています。

専門家賠償責任保険は無制限で、従業員及び第三者の不正行為に対しては50万ポンドの補償があります。現金については、構内または輸送中の現金に対する様々な限度額が設定されています。個人傷害保険では死亡時と資本給付金で最大10万ポンドです。

イギリス国内の旅行保険では、荷物と現金について1人あたり2,000ポンド、キャンセルについては1人あたり1,000ポンドまでの補償があります。海外旅行(冬季スポーツを含む)では、荷物は1人あたり総額2,000ポンド以内、現金は1人あたり750ポンド、医療費は1,000万ポンド、キャンセルは1人あたり4,000ポンドです。

法的費用補償は1件につき100万ポンド、年間最高限度額が適用されます。文化資産については単一資産で1万ポンド、または複数資産の1件の損害で最大25万ポンドです。サイバーセキュリティ補償は1件につき25万ポンドで、複数のRPA加入校が所属するネットワークグループの場合、グループ全体の年間最高限度額は75万ポンドとなります。

学校の種別によって異なるメンバーシップルール(会員規約)が用意されており、アカデミートラスト、教会系アカデミー、地方自治体運営学校、自発的寄付校、財団校、自発的管理校ごとにそれぞれ詳細が定められています。これらのルール文書は学校がメンバーシップ確認時に受け取る証明書に添付されており、DfEサインインを通じてダウンロードして再度入手することができます。

RPAの保障に含まれていない追加的な保障が必要な場合は、「Get help buying for schools」サービスを利用して、調達専門家からの無料で公正な指導を受けることが可能です。

RPA加入校は Willis Towers Watson から無料のリスク管理助言、研修、ベストプラクティス指導を受けられます。同社への連絡はメール(RPACover@wtwco-gsp.com)または電話(0117 976 9361)で、営業時間は月曜から金曜の午前9時から午後5時(銀行休日を除く)です。

出典:UK Department for Education(OGL v3.0)https://www.gov.uk/guidance/make-a-claim-through-the-risk-protection-arrangement-rpa

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