英国教育省(DfE)は、地域別教育改善事業「RISE」の一環として、幼稚園クラス(Reception)の質向上を目指すウェビナーシリーズを開催しています。このシリーズは、学校、信託機関、地方自治体のリーダーを対象にした無料研修で、全ての子どもが人生の最良のスタートを切り、初年度終了時に良い発達レベル(GLD)に到達することを支援するものです。
2026年夏に実施されたシリーズでは、3つのセッションが企画されました。第1セッション「EYFS評価の習得」では、教育省の評価・説明責任・データ担当責任者らが、学校や地域の専門家とともにEYFS(幼児教育基礎段階)評価の理解を深めます。チェックリスト形式ではなく、専門的判断に基づく評価の重要性を強調し、実践例やビデオを通じて、特に境界線上の子どもの判断精度向上をサポートします。
第2セッション「優れた幼稚園実践とは」では、DfEの専門家と学校長・幼稚園教諭が、9月の新学年に向けた高質な幼児教育実践の準備について探ります。学習環境の構築、教室運営、効果的な教授法など、実践的な洞察が共有されます。
第3セッション「幼稚園への円滑な移行支援」では、幼稚園前段階の教育機関と学校の連携に焦点を当てます。「幼稚園準備ガイダンス」の3つの重要原則(家族との密接な連携、学校と早期段階施設の強い協力、ニーズの早期発見)に基づき、実践的事例が共有されます。
2025年秋に実施されたシリーズでは、6つのセッションが提供されました。教育省は「GLD(良い発達レベル)ツール」をVYED(教育データ閲覧)プラットフォーム上で利用可能にし、学校がデータを活用して改善優先事項を特定できるよう支援しています。また、教育研究機関(EEF)やOfsted(学校査察機関)、英語教育ハブなどの専門機関との協力により、様々な観点からの質的改善が促されています。
セッションのテーマは多岐にわたり、早期読み書き・言語発達、言語豊かな学習環境の構築、出席の定着、初期段階の算数教育などを網羅しています。これらは全て、子どもの長期的成功を支える基礎を築くことを目的としています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/government/case-studies/reception-quality-webinar-series
