英国、学校向け児童保護ガイダンス2026年版を発表

英国教育省は、学校と大学向けの法定児童保護ガイダンス「Keeping Children Safe in Education」の2026年版を発表しました。このガイダンスは、18歳未満の児童と若者の安全と福祉を保護・促進するために学校と大学が従うべき法的義務を規定しています。

2026年版は2026年9月1日から施行されます。それまでの間、学校と大学は2025年版を2026年8月31日まで使用し続ける必要があります。英国教育省は7月7日に2026年版と関連資料を公開しましたが、これは情報提供目的であり、正式な施行日までは2025年版が効力を持ちます。

ガイダンスの主な対象者は、校長、教職員、学校運営委員会、設置者、経営委員会です。特に注目すべき変更は、「Part One: Overview for All Staff(全スタッフ向け概要)」という新しい補足資料の追加です。これは全スタッフが参照可能な簡潔な参考資料として機能し、より詳細な「Part One: Safeguarding Information for All Staff(全スタッフ向け保護情報)」を補完します。

従前のAnnex A(より短いバージョン)が削除されたことにより、すべてのスタッフが同じ保護期待に従うようになります。また、児童と直接かかわらないスタッフを含め、全職員がガイダンスのPart Oneを読むことが期待されます。

2026年版では複数の変更が加えられており、詳細な変更内容はガイダンス内のAnnex Cに記載されています。このガイダンスは、児童オンライン保護(フィルタリングおよび監視システムの適切性)、検査に関する指導とリソース、児童同士の性的暴力および性的嫌がらせへの対応など、様々な現代的課題に対応しています。

英国教育省は2015年3月26日からこのガイダンスを発行しており、毎年または必要に応じて更新を行っています。最近の更新では、EU離脱後の法的変更への対応、関係教育と性教育の必修化(2020年9月から)、メンタルヘルス、家庭内暴力、児童の犯罪被害および性的搾取への対応が含まれています。

このガイダンスはイングランドの学校と大学に適用され、児童保護体制の継続的な改善と強化を目指しています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/government/publications/keeping-children-safe-in-education–2

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