文部科学省は令和8年10月7日、「次世代計算科学グランドリーチプログラム」事業の採択課題を決定しました。
本プログラムは、スーパーコンピュータ「富岳」などの計算資源を活用し、世界と繋がり世界に普及する成果の創出を目指した戦略的なアプリケーション開発を推進する事業です。急速に進む技術進展や計算科学における手法の変革、産業応用の最新動向を踏まえた事業設計となっています。
**審査経緯と応募状況**
公募は4つの区分に分けて実施されました。区分A(令和8年1月30日~3月23日)で9件、区分B(1月30日~6月5日)で22件、区分C(1月30日~6月5日)で6件、区分D(4月28日~6月26日)で7件の応募がありました。
審査は外部有識者で構成する審査委員会が令和8年4月及び6月から7月にかけて書面審査とヒアリング審査を実施し、採択課題を決定しています。
**採択結果**
采択件数は、区分A(エコシステム創出区分)が3件、区分B(エコシステム連動区分)が8件、区分C(一般区分)が4件、区分D(重要技術領域早期開発区分)が3件で、計18件です。
区分Aの採択課題は、理化学研究所による「スマート社会を加速する流体ソフト開発基盤とエコシステムの構築」、統計数理研究所による「高分子材料科学を変革する次世代AI計算基盤」、京都大学による「シミュレーション・AI融合による次世代スパコン医療・創薬HPC基盤の構築」です。
区分Bの採択課題には、量子科学技術研究開発機構の「非平衡電子ダイナミクス解析のための第一原理計算基盤構築」、筑波大学の「次世代多物理・多階層宇宙計算基盤の確立」、理化学研究所の複数プロジェクト(「次世代創薬を拓く実験・計算・AI融合型構造アンサンブル基盤」「GPU・AI時代の格子QCDエコシステム構築」「生成AI仕様駆動による気象気候モデリング基盤SCALEの飛躍」)、東京科学大学の「第一原理材料設計基盤の構築と材料物性データ創出」、大阪大学の「創薬エコシステムにおけるAI-ready FMO基盤の構築」、物質・材料研究機構の「量子もつれを解き明かす強相関第一原理計算ワークフローの構築」が含まれます。
区分Cは筑波大学、東北大学、千葉大学、東京科学大学の4課題が採択され、区分Dは東北大学、関西大学、東京大学の3課題が採択されました。
**事業実施期間**
区分A、B、Cの事業実施期間は令和8年度から令和12年度(予定)で、区分Dは令和8年度から令和10年度(予定)です。
出典:文部科学省ウェブサイト https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00550.html
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