英国教育省(Department for Education)は2026年8月6日、「中等後教育:困難な状況にある学習者のための進路と成果」と題する研究報告書を発表しました。本調査はイングランド地域を対象としています。
本研究は、縦断的教育成果調査(LEO:Longitudinal Education Outcomes study)を活用し、イングランドの若者がいかに教育課程を進み、就職に至るかを探索するものです。特に、学習段階での成績達成度、就職状況、および教育・雇用・職業訓練のいずれにも従事していない期間(NEET状態)の差異に焦点を当てています。
本報告書が詳しく分析対象としている困難な状況にある学習者の特性は、以下の通りです。給食支援の対象となる経済的に恵まれない家庭の生徒、および特別支援教育の対象者です。これらの学習者が中等後教育以降にどのような教育経路を辿り、就職にどう結びつくかを長期的に追跡します。
本調査は、16~21歳の教育・訓練・雇用への参加状況に関する公式統計や、16~18歳の進学先(destination measures)に関する既存統計と連携しています。ただし本研究は、従来の統計発表よりも長期的視点から困難な状況にある学習者の成果を把握する点で、補完的な役割を担うとされています。
報告書は、PDF形式で58ページの本編(ファイルサイズ568KB)と、詳細なデータを収録したExcel形式のデータテーブル(919KB)から構成されています。ISBN番号は978-1-83870-821-4、参考番号はRR1650です。
本調査は、若年層が学校卒業後に如何に多様な教育経路を選択し、就職市場へ接続するかについて、社会的背景による違いを詳細に検証する意図で実施されたものです。困難な状況にある生徒の支援策立案や教育政策改善の基礎資料として活用されることが期待されます。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0, https://www.gov.uk/government/publications/post-16-education-pathways-and-outcomes-for-disadvantaged-learners
