英国教育省は、幼児教育の資金配分制度全般を対象とした改革案について、パブリック・コンサルテーション(国民・関係者からの意見募集)を開始しました。英国(イングランド)を対象とした今回の改革では、三つの主要な変更が提案されています。
第一に、特別支援教育(SEND)対象の幼児施設への資金配分方式の見直しです。現行の配分方法を改め、より適切な支援体制の構築を目指しています。
第二に、全国幼児教育資金配分式(EYNFF)に使用するデータの更新です。教育ニーズや施設の実情をより正確に反映させるため、基礎となる統計データを最新の情報に置き換えます。
第三に、地方自治体が運用する資金配分ルールの改正です。各地域レベルでの資金管理と配分の在り方を見直すものです。
改革が実現することで、期待される効果は多岐にわたります。低所得家庭の幼児教育へのアクセス向上、特別支援教育が必要な児童への早期支援充実、および全体としての資金配分効率の向上が見込まれています。
実装スケジュールについて、教育省は段階的なアプローチを採用しています。2027~2028年度に一部の過渡的措置を講じた上で、2028~2029年度から改革内容の大部分を本格導入する予定です。これにより、関係機関の準備期間を確保しつつ、円滑な移行を実現しようとしています。
コンサルテーションは2026年7月6日に開始され、2026年9月14日の23時59分が応募期限とされています。幼児教育現場の関係者、地方自治体、保護者など、制度の影響を受ける各ステークホルダーからの広範な意見が求められています。
出典:UK Department for Education, Open Government Licence v3.0
https://www.gov.uk/government/consultations/changes-to-the-funding-system-for-early-years-entitlements
