英国教育省は2026年3月25日、インクルーシブ教育(障害や困難を持つ子どもを含むすべての児童生徒を受け入れる教育)推進のための「包括的主流化基金」(Inclusive Mainstream Fund, IMF)に関する2026~2027年度ガイダンスを発表しました。
この基金は、イングランド内のすべての主流的教育機関に対して、包括的な教育実践の準備と実施に必要な追加資金を提供するものです。対象機関には、地方自治体が管理する学校、アカデミー(フリースクールや16~19才向けアカデミーを含む)、シティ・テクニカル・カレッジが含まれます。
ガイダンスの対象者は、地方自治体、学校指導者・教員、学校ガバナンス関係者、16~19才向け教育機関の指導者・教員であり、それぞれの役割に応じた情報提供がなされています。
教育省は、学校向けと16~19才向け教育機関向けそれぞれについて、以下の文書を公開しました。学校向けについては「方法論」および「交付条件」に関するドキュメント、16~19才向けについても同様の文書が提供されています。また、実際の配分額が確定したため、当初あった配分計算ツールは廃止されました。
本ガイダンスは複数回の更新を経ています。6月5日には、2026~2027年度の基金レート情報が追加され、配分額のスプレッドシート(学校向け1.18MB、16~19才向け2.84MB)が公開されました。6月25日には交付条件ドキュメントが追加され、7月1日の最終更新では配分内容の簡潔化が行われました。注目すべき点として、DB2配分(別の教育資金制度)を受けていない機関は、この基金からの配分を受けないと明記されています。
教育省は、学校指導者と16~19才教育機関指導者向けのそれぞれのサポートページで、さらに詳細な実装ガイダンスを提供しており、ベストプラクティスガイドも移行されています。
本ガイダンスはイングランドに適用され、地方自治体、学校経営関係者、教員、ガバナンス担当者など多くの教育関係者を対象としています。
出典: UK Department for Education, OGL v3.0, https://www.gov.uk/government/publications/inclusive-mainstream-fund-2026-to-2027
