英国、2026~27年度の16~19才向け教育資金配分を公開

英国教育省は、16~19才(イギリスの進学課程対象年齢)の学生が学ぶ学校やカレッジへの資金配分の仕組みについて、ウェブサイトで詳細な情報を公開しました。

資金配分の基本的な考え方として、同省は「16~19才向け資金配分式」を活用しています。この配分式は、前年度実績に基づいた学生数(遅延データを使用)と、学生の継続在学率、高額費用がかかる科目の履修、困難な背景を持つ学生の支援、地域ごとの費用差異といった要素を反映した複数の要因を組み合わせて計算されます。基本的な配分式に加えて、特別な支援が必要な生徒向けの追加資金や、教育関連費用を支援するための経済的補助も提供されます。

2026~27年度の資金配分に向けたスケジュールが示されています。2025年12月4日に個別学習記録(ILR)データの第一次報告期限が設定されており、2026年2月には高ニーズ(特別支援が必要)な生徒の配置変更プロセスの結果が公表される予定です。2026年3月には、各機関に対して資金配分計算用のツールキットが提供され、大部分の配分額通知が31日までに発行される見込みです。4月~5月にかけて残りの配分が完了し、同時に資金配分額に異議がある場合の「ビジネスケース」(修正申請)の受け付けが行われます。

ビジネスケースは、データ入力ミスなど重大な誤りが発見された場合のみ提出できます。提出は配分通知から20営業日以内(非学期中は除く)に限定され、遅延した申請は受け付けられません。複数年にわたって同じ項目の修正申請をすることはできません。また2026年度以降、配分額に異議のある機関は、修正が承認された場合でも、修正額の5パーセント、または10万ポンド(約1900万円)のいずれか低い額は自己負担する仕組みが導入されます。これは資金配分プロセスの公平性を確保するための措置です。

資金配分の数値計算には遅延データ(前年度実績)を使用することで、各機関の予算計画を安定させる一方で、教育省が総予算を適切に管理できる仕組みになっています。ただし学生数が大幅に増加する場合に備えて、年度途中成長プロセスも用意されており、11月1日時点のデータに基づいた追加資金の配分が検討されます。

学校、アカデミー(公立でも民間運営)、カレッジなど、機関の種類により学生数の算出方法が異なります。学校やアカデミーは前年度の秋季調査に基づく学生数で、高等教育カレッジなどは別のデータを使用します。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/guidance/16-to-19-education-funding-allocations

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