英国の代替教育センサスデータ提出と検証手続きを公開

英国教育省は、代替教育(Alternative Provision, AP)の児童・生徒データを集約するセンサスについて、データ提出と検証の具体的な手続きを示すガイダンスを公開しました。

提出プロセスの概要としては、地方自治体が利用する管理情報システム(MIS)から児童・生徒の個別記録を抽出し、スプレッドシートやデータベースに整理したうえで、教育省のCOLLECTシステムへのアップロード用にXML形式に変換するという流れになります。データは事前に定められた仕様に準拠した構造・形式である必要があり、これに適合しないデータはシステムに読み込まれないため、必要に応じて再フォーマットが求められます。

データ入力段階では、教育省が提供するスプレッドシートを用いてファイルヘッダーと児童・生徒記録情報を入力し、その後XML形式への変換を行うことが想定されています。提出前に、地方自治体と利用施設(プロバイダー)の間でデータの誤り・矛盾を解決することが重要とされています。

システムへのアクセスにはDfE Sign-inでの登録とログインが必要で、アクセス権の設定は地方自治体の承認者が管理します。COLLECTシステムに提出されたデータは自動的に検証され、その結果は提出者が確認・解釈することができます。

検証後のエラー対応では、システム内で「すべてのエラー」ボタンをクリックすることで関連するすべての誤りと疑問事項の一覧を表示できます。エラーには「返却レベル」と「データ項目レベル」の2つの階層があり、個別の項目をクリックすると該当するデータが表示される仕組みです。誤りの解決には、MISで元のデータを修正したうえでファイルを再度COLLECTに読み込み、上書きする方法が推奨されています。

システムに付属する報告書機能は資金配分計算に活用されます。早期年齢層の資金配分報告書は2027年度のセンサスに基づいて学校教育交付金(DSG)の早期年齢ブロック要素を算出するために使用されます。同様に高ニーズ資金報告書は、教育健康ケア計画(EHC)または特別な教育的ニーズ(SEN)サポートを受けている児童・生徒の数を把握し、高ニーズブロック要素の計算に充てられます。

パピルプレミアム(特定の状況にある児童・生徒への追加予算)に関連した複数の報告書も用意されており、給食無料給食の適格児童・生徒、兵役経験者の子女、社会的養護経験から養子縁組・後見制度などを通じて家庭復帰した児童・生徒の数がそれぞれ把握される予定です。

サポート体制としては、データ提出に関する質問については教育省の「データ収集サービスリクエストフォーム」を通じて問い合わせることができ、COLLECTの操作に関してはCOLLECT利用者向けガイドが提供されています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0
https://www.gov.uk/guidance/alternative-provision-ap-census/submitting-and-checking-a-return

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