英国、代替教育統計の民族分類コード を公開

英国教育省は、代替教育センサスで用いられる統計コード体系の指針を公開しました。同センサスは、通常の学校では学べない生徒を対象とした代替教育プログラムの利用状況を把握するための調査制度です。

このガイダンスでは、生徒の属性情報を記録する際に用いるコード一覧が示されています。まず性別については、男性(M)、女性(F)、不明(U)の3つのコードが設定されています。不明コードは、質問が行われなかった場合や未出生児など、性別情報が確定できない場合に使用します。

民族分類は、より複雑な体系となっています。白人系統では、「白人イギリス系」を主コードとしながら、コーンウォール系、イングランド系、北アイルランド系、スコットランド系、ウェールズ系などのより詳細な区分が用意されています。また「その他白人」という広い分類の下に、アルバニア系、ボスニア・ヘルツェゴビナ系、クロアチア系、ギリシャ系、イタリア系、コソボ系、ポルトガル系、セルビア系、トルコ系などが列挙されています。

さらに細かな指定があり、例えばギリシャ系とギリシャ・キプロス系を区別する場合と区別しない場合で異なるコードを使い分けます。東欧系白人にはロシア、ラトビア、ウクライナ、ポーランド、ブルガリア、チェコ、スロバキア、リトアニア、モンテネグロ、ルーマニアが含まれ、西欧系はイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、スカンジナビア諸国が該当します。

ジプシー・ロマ系の分類も詳細で、自認する民族によってジプシー、ロマニー、トラベラー、伝統的トラベラー、ロマニチャル、ウェールズ・ジプシー、スコットランド・トラベラーなどに分けられます。一方で、移動式サーカスの子どもやニュー・トラベラーの子どもは含まれません。

アジア系の分類では、インド系、パキスタン系、バングラデシュ系が主要な区分で、パキスタン系にはミルプリ・パキスタン系やカシミール・パキスタン系という下位分類があります。その他アジア系には、アフリカ系アジア人、カシミール系(パキスタン以外)、ネパール系、スリランカ系(シンハラ系、タミル系、その他)が含まれます。

黒人系の分類は、黒人イギリス系、黒人ウェールズ系を主コードとしつつ、黒人カリブ系と黒人アフリカ系に大別されます。黒人アフリカ系はさらにアンゴラ系、コンゴ系、ガーナ系、ナイジェリア系、シエラレオネ系、ソマリア系、スーダン系に細分化され、その他アフリカ系として南アフリカ、ジンバブエ、エチオピア、ルワンダ、ウガンダが例示されています。

混合民族背景の分類も複数あり、白人とカリブ系黒人、白人とアフリカ系黒人、白人とアジア系といった組み合わせが想定されています。このコード体系は、教育機関が生徒の民族背景を標準化された方法で記録し、統計データの一貫性と比較可能性を確保するために設計されています。

出典:UK Department for Education, OGL v3.0, https://www.gov.uk/guidance/alternative-provision-ap-census/codes

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