英国教育省は、高等教育(FE)カレッジの施設整備を支援する包括的な資金配分計画を発表しました。この計画は、「教育施設戦略」に基づく10年間の更新プランの一環で、全国の教育施設を安全で機能的な状態に保つことを目指しています。
**容量拡大に向けた資金配分**
非分権地域(地方自治体の権限が限定される地域)では、2026年~2030年の期間に2億8700万ポンドの後期中等教育・建設スキル関連資金が国の入札制度を通じて配分されます。この資金により、人口増加に対応した後期中等教育の受け入れ定員拡大、または建設関連コースの拡充を目指す施設が対象となります。
分権地域(metro mayorsと地域指導者に権限がある地域)には2億8300万ポンドが直接配分され、各地域で独自の優先順位に基づいて投資判断が行われます。
**施設状態改善への継続的支援**
全高等教育カレッジと指定施設は、2026年~2027年度の施設状態改善配分として3億700万ポンドの資本金を受け取りました。これは2年連続の配分で、前年度(2025年~2026年)は3億200万ポンドが提供されています。この資金は、カレッジの建物と敷地の状態改善、劣化防止、安全性確保と施設の運営継続を優先として使用される必要があります。配分資金は3年以内に使用することが定められており、2030年まで毎年継続的に資金が提供される予定です。
**既存プログラムの実績**
高等教育施設変革プログラムの下では、これまでに全カレッジが2億ポンドの定額配分を受け、2021年9月までに施設状態改善プロジェクトを実施してきました。また、教育省は特に状態が悪い16のカレッジと協力し、2023年4月には144のカレッジが残存する劣悪な状態に対応するため2億8600万ポンドを配分されました。これらの施設は2026年3月までに支出を完了する必要があります。
**T Level提供機関への設備支援**
2026年~2027年度には、T Level(技術系高等教育)を提供する適格機関に対し、1135万6000ポンドの助成金が業界標準装備の購入に充当されます。この資金は配分式で、優先度の高い分野(エンジニアリング・製造、建設、デジタル・保健・科学、創造デザイン・農業、環境・動物ケア)に充てられます。
**今後の展開**
教育省は2028年秋までに、既存の施設状態改善基金(Condition Improvement Fund)に代わる新しいプログラムを導入予定です。この新制度により、適格機関はより簡便に保守管理資金にアクセスでき、詳細な入札書提出が不要になるとされています。
出典:UK Department for Education, Open Government Licence v3.0
https://www.gov.uk/guidance/further-education-capital-funding
