モーリタニア、教育改革プログラムIQRAAを立ち上げ

世界銀行グループは2026年6月18日、モーリタニアが実施する教育改善プログラム「IQRAA(教育の質、成果、アクセス改善プログラム)」の立ち上げを発表しました。

本プログラムは、モーリタニアの基礎教育の質向上、特に女子生徒を対象とした中等教育アクセスの拡大、難民受け入れ地域における教育サービス提供の強化を目指す大規模な変革イニシアティブです。

**資金規模と融資構成**

IQRAAは国際開発協会(IDA)から4000万ドル、世界教育パートナーシップ(GPE)から1753万ドルの融資を受けています。モーリタニアにおける教育セクター初となるプログラム型融資(成果基盤ローン)であり、結果主導の改革への転換を示す重要な一歩とされています。

**難民統合と受け入れ支援**

プログラムの特徴は、難民の子ども統合と地域支援のバランスにあります。125,000人以上の難民の子どもを国家教育システムに統合する一方で、約385,000人の受け入れ地域の子どもをサポートします。このアプローチにより、公平性と包摂性がプログラムの中核に据えられています。

**期待される効果**

モーリタニア全体で130万人以上の生徒が受益すると見込まれています。教育の質向上、中等教育へのアクセス拡大、セクター統治の強化への投資を通じて、子どもたちが学校に留まり、学習成果を高めることで、人的資本開発の強化、社会的包摂の拡大、将来世代の機会創出、雇用創造と経済変革を支える人材基盤の構築につながるとされています。

**戦略的位置づけ**

世界銀行のモーリタニア事務所長イブー・ディウフ氏は、IQRAAが「モーリタニアの教育に対する大胆で先見的なビジョンを反映している」とし、特に女子や脆弱層の機会拡大を通じた学習成果改善が、次世代の潜在能力を引き出し、包摂的で持続可能な開発の基盤を築くと述べました。

モーリタニア政府の指導力と国際的パートナー機関の支援により、本プログラムは同国の教育システムをより強靭で包摂的、また結果志向的なものへと転換する契機となることが期待されています。

出典:世界銀行(CC BY 4.0)http://www.banquemondiale.org/fr/news/press-release/2026/06/18/mauritania-launches-landmark-program-to-expand-quality-education-and-opportunities-for-every-child

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