英国の教育省は、高等教育部門における初期教員養成(ITE)に関する包括的なガイダンスを発表しました。本ガイダンスはイングランドに適用されるもので、高等教育初期教員養成課程を提供する機関や資格開発組織に向けたものです。
2026年7月4日に最新の更新が行われた本ガイダンスは、「高等教育初期教員養成規制2026」の施行に対応したものです。この規制は2026年4月15日に発効し、2026年度以降の学年から適用されます。同規制の施行に伴い、複数のドラフト文書が正式なガイダンス文書に昇格されました。
ガイダンスの主要な内容は以下の通りです。まず、指定されている高等教育初期教員養成課程の一覧が提供されています。次に、これらの課程を提供する機関が満たすべき登録要件が詳細に説明されています。2026年度のための登録受付期間はすでに終了しています。
カリキュラム内容に関するガイダンスでは、高等教育初期教員養成課程に含まれるべき学習内容について指定があります。2026年2月には参考文献リストが追加されました。また、課程の配置実習時間に関しても具体的な基準が設けられており、オンラインおよび遠隔教育の経験が学習時間として認められる例が示されています。
教育省は、高等教育初期教員養成の提供機関に対して、学生への情報提供に関する要件も定めています。これには、入学条件や選考プロセスに関する情報が含まれます。教育省はこれらの要件について、機関が最新の情報を提供することを求めています。
さらに、「高等教育及び技能教授ディプロマ」という資格枠組みも設定されており、学習および実習時間数の上限が定められています。学生支援制度の対象となる認定課程については、生涯学習と教育クレジット(LLE)の最大値が指定されています。
将来の高等教育教員を目指す者にとって、このガイダンスと同時に、高等教育での教育方法に関する情報も参考になるとされています。教育省は、質問や問い合わせに対応するため、専用のメールアドレスを設置し、また定期的にニュースレターを配信しています。
本ガイダンスの初版は2023年5月に公表され、その後、法令改正や実施時期の変更に伴い複数回の更新が行われています。2025年10月には新学年度に向けた更新、2024年9月には学年度開始に合わせた更新など、継続的に改善されています。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0 https://www.gov.uk/government/publications/further-education-initial-teacher-education
