英国の教育省は2017年7月から運用している「アカデミー土地建物収集ツール」(LBCT)について、重要な方針転換を発表しました。このツールは、全国のアカデミー(公営の独立採算性学校)と教区関連ユーザーが、学校の不動産に関する情報を提出するためのシステムとして機能してきました。
発表によると、教育省は教育施設戦略の一環として、アカデミー信託からのデータ収集方法を見直しており、重複を減らし、施設情報をより効率的に収集することを目指しています。この見直しでは、LBCTの目的と形式を検討しており、加えて慈善団体の推奨実務書(SORP)の改正予定と、改正版FRS 102(2024年)のリース会計要件への対応も考慮しているとのことです。
従来の計画では、LBCTは2026年秋に公開される予定でしたが、教育省はこの公開を実施しないことを決定しました。ただし、今後何らかの形で一部またはすべての情報を、LBCTを通じた収集か別のプロセスを通じて、収集する可能性があるとしています。教育省は2026年暦年末までに、LBCTの計画に関する最新情報を提供する予定です。
なお、教育省は2024年から2025年度のLBCT収集を2025年11月に開始し、提出期限を2025年12月16日午後11時59分に設定していました。このように毎年度のサイクルは継続されています。
アカデミー信託は、方針の変更にかかわらず、施設を効果的に管理し、財務報告要件を満たすために必要な情報の保守管理について、引き続き責任を負っています。これは学校向けの適切な施設管理に関するガイダンスおよび学校施設管理基準に沿った形で実施されるべきとされています。
アカデミー信託は「自身の教育施設を管理するサービス」を利用して、施設の状況情報を確認し、その他の施設管理に関するアドバイスや指導を参照できます。教育省は、これまでの約9年間にわたるLBCT運用実績を踏まえながら、今後の情報収集体制の最適化を進めていく構えです。
出典:UK Department for Education, OGL v3.0, https://www.gov.uk/government/publications/academies-land-and-buildings-collection-tool
